2019年 11月 01日

本間のコラム(3)

「遠く遠く・・・」

私達の家族信託のご契約までの流れは、家族信託セミナー → 個別相談 → 家族での話し合いに参加 → 書類手続き・・・このような手順が多いです。

その中で一番大切なのが、家族での話し合いです。
それは、家族信託は遺言書と違って、一人で作れるものではなく、主に親と子の間で交わす契約だからです。

セミナーに参加してくださるのは、約8割の方が子ども世代(40~50代)ですので、次の段階として、親御さんのご理解と同意を得るために訪問させていただきます。
ところが、割と高確率で「私は東京在住ですが実家は遠い地方です」ということが生じます。

今年、最も遠かったご訪問先は福岡でした。
他にも名古屋、大阪、茨城等ありましたが、これらはなんとか日帰りで手続きできました。
しかしさすがに福岡は1泊して、1日目にご説明、2日目に公証役場の手続きとなり、かなり緊張感あふれる「遠征」となりました。

私は飛行機がダメなので、新幹線で約6時間と地下鉄で約40分かかり、やっとご依頼者のお母様にお会いすることができました。
海の見えるすばらしいお宅で、前以て息子さんからおおまかな説明をしていただいたこともあり、すぐにお母様の同意を得ることができました。

親と子が近くにお住まいの場合も、家族信託は介護の準備として有効な手段となりますし、まして親御さんが遠方の場合は、子どもさんの心配や想いは切実なものとなります。

実際の介護など、家族信託だけで全てを解決できる訳ではありませんが、親と子の想いをつなぐパイプとなれたことに感動しつつ、帰りの新幹線でこの仕事の必要性をあらためて感じた次第です。